ジャンゴ 繋がれざる者2013年03月01日 22時57分47秒

2012年米国。クエンティン・タランティーノ監督、脚本。
ジャンゴの妻の名前がブルームヒルダ(ドイツ語読みならブリュンヒルデ)というのにうなった。つまり「崖の上のポニョ」の本名と同じという訳だ。シュルツがニーベルンゲンの神話をジャンゴに説明するくだりもいい。
さらに、デュマの「三銃士」から引用した名前の奴隷ダルタニアンを犬たちに食い殺させたことについて、後でシュルツがムッシュ・キャンディに問いただして、デュマの名前を汚すな、と諭すくだりもタランティーノのセンスが光っている。
突然バイオレンスシーンに転じる、もともこもない痛快さは、脚本のセンスのよさもさることながら、やはり強烈な音響効果によるとこ大で、映画館で見るのが最善の環境であろう。ギャグにげらげら反応する乗りのいい外人たちもいるしね。