「やっちゃ場の女」★★2007年08月19日 09時13分14秒

1962年大映。木村恵吾監督。築地の青果市場が舞台。若尾ちゃんは卸問屋を取り仕切る長女役。母親が亡くなり跡を継ぐことに。お通夜のシークエンスは20分近く続くが、チミノ監督の「ディアハンター」の結婚式のシーンに匹敵するというと誉めすぎか。喧騒の中、若尾ちゃんがてきぱきと取り仕切っていき、立派に跡継ぎとして一本立ちしていくということを象徴している。番頭役の藤巻潤への気持ちをきっぱりと整理して、お見合い相手の建築士宇津井健を訪ねるが、一足遅く彼は婚約していた。さばさばとそれを受け入れ前向けに生きるやっちゃ場の女。こういうきっぷのいい女性役ははまり役だ。

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