世界遺産 ヴェネツィア展2011年10月10日 18時08分37秒

江戸東京博物館。一番の目玉はシットーレ・カルパッチョ「二人の貴婦人」。当初、娼婦が描かれているのではとも考えられていたが、絵の上部にぴったりつながる絵がアメリカで見つかり、貴婦人であることが判明。他に、ピエトロ・ロンギ「香水売り」、ジョヴァンニ・ベッリーニ「聖母子」、ヤーコポ・ティントレット(工房による)「天国」といった作品が、16世紀ヴェネツィア派ルネッサンスの系譜につながる作品。絵の具の発達で乾くのを気にせず感覚的に描けるようになったのが、15世紀フィレンツェ派との違いだとか。

プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影2011年10月23日 21時50分53秒

国立西洋美術館。「着衣のマハ」が来日したのは40年ぶり。
「自画像」や「カルロス4世の肖像」も印象的。
帰りに駅ビルのオープンテラスのイタリアンのウエイトレスがお客に「ゴヤ行ってきたの?」と言ってマハと同じ頭の上に腕を組むポーズしたのを偶然見た。美術館の街であるなあ。

モダン・アート、アメリカン2011年10月27日 22時02分50秒

国立新美術館。ー珠玉のフィリップス・コレクション。
ヨーロッパの印象派の影響を受けた画家の描いたアメリカ風景に始まり、アフリカ系アメリカ人を描いたローレンスあたりから俄然活気が出てきた。女流オキーフの葉っぱの絵を経て、抽象表現主義のポロック、フランシス、ロスコ、スティルはもはや古典。
ディマジオがバッターボックスに入ったヤンキース対セネターズ戦の絵の絵はがきほしかったけれど、売ってなかった。