メトロポリタン美術館展22012年10月14日 22時33分35秒

東京都美術館。ゴッホ以外の作品で印象に残ったのは、ターナーの描いたベニスの光景。明るく透明感があり、同じサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂を描いた前の世代のカナレットの作品とはかなり印象が違う。
ミレーの「麦穂の山:秋」と、同じく農民を主題にしたブルトンの「草取りをする人々」。同時代に同じテーマの作品を描いたから、両者はやはりよく比較されたらしい。ブルトンの描く人間のほうが写実的というか、劇画的。山梨県立美術館にある人物画を見たくなってきた。
ウィンスロー・ホーマー「月光、ウッドアイランド灯台」。夜半突然、月光と灯台の光に照らされた海を描きたくなり、まさにスナップ・ショットのようにそこで描き終えてしまったという迫力の逸品。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://j-paul.asablo.jp/blog/2012/10/14/6602817/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。