大藪春彦賞・日本SF大賞贈賞式 ― 2012年03月02日 22時09分30秒
徳間文芸賞贈賞式。第32回日本SF大賞を「華竜の宮」で受賞した上田早夕里さんご夫妻にご招待いただき、晴れ舞台を見届けることができました。特別功労賞が贈られた恩師である故小松左京氏へのお礼の言葉でしめた受賞挨拶にはじんときました。かぶりつきでカメラを向けていたら、すぐ真横でビデオを構えていたのが夫君でした。上田先生にご挨拶した際、近作「菓子フェスの庭」にサインを頂き、シルバーの重厚なトロフィーも真近で見せていただきました。個人的には大藪賞のプレゼンテーターとして登壇した大藪先生のご子息二人と小松左京夫人のお姿を目にすることができて感慨深いものがありました。
CHANNEL GUIDE ― 2012年03月01日 21時44分38秒
INCIDENTS TOKYO OFFICIAL BOOK。
昨夜の興奮冷めやらぬ中、最初で最後のオフィシャルブックを購入。正直あまり読むところはなくて、林檎女史のラストロングインタビューを読むともう満腹。ますますいずれリユニオンするなって確信した次第。
それにしても昨夜のステージは、本当に音楽への愛情にあふれたプロフェッショナルなステージだったと思った。ほとんどMCなく、音楽だけで勝負したステージは、次々とヒットチューンを重ねて29曲、ノンストップ。またいつか聞いてみたい。
昨夜の興奮冷めやらぬ中、最初で最後のオフィシャルブックを購入。正直あまり読むところはなくて、林檎女史のラストロングインタビューを読むともう満腹。ますますいずれリユニオンするなって確信した次第。
それにしても昨夜のステージは、本当に音楽への愛情にあふれたプロフェッショナルなステージだったと思った。ほとんどMCなく、音楽だけで勝負したステージは、次々とヒットチューンを重ねて29曲、ノンストップ。またいつか聞いてみたい。
フェルメール全点踏破の旅 ― 2010年11月16日 00時24分35秒
朽木ゆり子著。この本読んでいて思い出したのだけれど、ANAの機内誌のフェルメール特集に載っていたちょっといい話。ロンドンのケンウッドハウスにしばしばお忍びで訪れる人がいて、この人は「ギターを弾く女」だけが目当てなようで、長い時間熱心に見ているのだそうな。みんなこの人がポール・マッカートニーだということに気がついているけれど、じゃましないようにそっとしてあげているとのこと。
東京島 ― 2010年09月15日 23時39分01秒
2010年、桐野夏生原作、篠崎誠監督。谷崎賞受賞の原作のほうが数段上の出来。もっとリアルに性描写や衣装にこだわって撮っていれば傑作になったろうに。ヒロインも若すぎるうえにスマートすぎて全く原作のイメージと違う。
「ゴッホの宇宙」小林英樹 ― 2010年08月11日 23時12分47秒
「ゴッホの遺言」以降、いつも圧倒的な知識、探究心、想像力で、ゴッホそのもの、またゴッホ研究の面白さを教えてくる著者の最新刊です。実際にパレットに絵の具を乗せて混ぜてその独自の色の作り方を再現分析したくだりやゴッホの読書歴を時代順にたんねんに追ったところも面白かったです。手紙の中にゾラのことがよく出てきていましたが、なかなかの読書家であったことがわかります。著者がオランダのゴッホ博物館に一週間集中的かつ勢力的にかよいつめるくだりも興味深く読みました。他の絵と重ねていたためについた絵の具から、それが同時期のどの絵かまで特定するくだりは、シャーロック・ホームズの分析力、推理力を思わせます。著者が日本推理作家協会賞を受賞しているのもなるほどとあらためて思いました。ゴッホを観ることがますます楽しくなりました。

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