「美貌に罪あり」★★★2006年05月29日 23時54分13秒

美貌に罪あり
1959年大映。川口松太郎原作、増村保造監督。豪華キャストによるお盆大作。舞踏家・勝新太郎の妻となる長女を演じた山本富士子が圧倒的にうまい。演技がとても自然。スチュアーデス試験に合格し、当時最先端の原宿のマンションに住む若尾ちゃん演じる次女との対比が面白い。家をあけわたさざるをえなくなった杉村春子の母が、いやみたっぷりに地主たちに挨拶するシーンは傑作。