「八月生れの女」★★☆2006年06月03日 10時13分07秒

1963年大映。田中重雄監督。勝ち気な女社長、朝丘雪路の主題歌が流れるタイトルバックに続いてのオープニングは、若尾ちゃんの運転するオープンカーと宇津井健の運転するシトロエン2CVが衝突して喧嘩しているシーンから始まる。若尾ちゃんは光学機器メーカーの勝ち気な女社長。劇団を作ることを夢見る宇津井は、実はライバルメーカーの御曹司。二人はお互いに関心を持つが、そこに若尾ちゃんの見合い相手(川崎敬三)や探偵社の友人が絡んでいく。若尾ちゃんのキャラにぴったりすぎる役をのびのびと演じていた。

「薔薇いくたびか」★★☆2006年06月03日 18時23分41秒

1955年大映。小山いと子原作、衣笠貞之助監督。若尾ちゃんと根上淳のコンビのメロドラマ。芸大のピアノ科に受験した若尾ちゃんと南田洋子は受験番号が前後だった為親しくなるが、合否発表まで名前をあかさない約束をする。車で迎えに来た南田の兄、根上淳と若尾ちゃんはお互いに好意を持つが、若尾ちゃんが受験に落ちた為にすれ違いとなり、1年後にやっと再会する。田舎の「先入れ」という封建的な風習の為に三日間だけ結婚生活をおくった若尾ちゃんが正直にそれを打ち明けると、根上は「純潔」が結婚の第一条件と言い放ち別れようとする。市川雷蔵、京マチ子、山本富士子等の豪華キャスト。

「処女受胎」★★☆2006年06月07日 23時56分59秒

1966年大映。黒岩重吾原作、島耕二監督。才能の枯渇に悩んでいた独身の女流画家の若尾ちゃんは、人口受精により子供を授かることで、それを打破しようとする。妊娠したことを告げると何人もの男たちが自分の子かと心配するところが笑える。医師役の若山弦蔵がいい味を出していた。演技が、というより、やはりその低い声に説得力がある。若尾ちゃんも声に魅力がある人だから、ラジオドラマにしてもいい作品になっただろう。若尾ちゃんに憧れる医学生で、実は精子の提供者である伊藤孝雄は、例によって表情にとぼしくうっとおしい。

「実は熟したり」★★2006年06月11日 13時24分39秒

1959年大映。源氏鶏太原作、田中重雄監督。見合の相手を同僚に譲るのを趣味としているOLの若尾ちゃんと本命の商業デザイナー川崎敬三との恋愛物。とっかえひっかえドレスと同色の髪飾りをトレードマークに、溌剌とした女性を演じる若尾ちゃん。煮え切らない川崎に積極的にプロポーズをせまるくだりがクライマックスだけれど、ドライな結末を迎える。

「花嫁花婿チャンバラ節」★★2006年06月23日 22時26分47秒

1952年大映。佐伯幸三監督。デビューして4作目。ビアホールで働く若尾ちゃんと常連客で扇子屋の御曹司(長谷部健)が親の反対を乗り越えて結婚するまでの人情物。若尾ちゃんの父が柳家金語楼、長谷部の母が望月優子、それに森繁久弥、伴淳三郎、水の江滝子も顔を出す。コメディ仕立てだけど、今日の目からすると笑えるようなギャグはなかった。