「雪の喪章」★★☆ ― 2007年01月20日 17時49分24秒
1967年大映。水芦光子原作、三隅研次監督。昭和初期に金沢の金箔商に嫁いだ若尾ちゃんと旦那(福田豊士)、番頭(天地茂)、妾(中村玉緒)との間の30年にわたる愛憎劇。雪の日に誰かが死ぬというのがモチーフになっていて、結局若尾ちゃんだけが最後に残る。この頃の薫るような美しさは特筆物。火事で財産を失い、妾の営む旅館に住まわせてもらうようになった若尾ちゃんは、なにか手伝わないとという気になり薪割りを始める。この活動的な女性像は「鉄砲伝来記」のヒロインに通じるものがある。
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