真珠の耳飾りの少女 ― 2010年11月13日 23時11分56秒
2003年イギリス・ルクセンブルク合作。トレーシー・シュヴァリエ原作、ピーター・ウェーバー監督。実際には誰だかわかっていないフェルメールの同名絵画のモデルとフェルメール本人、そしてその家族をめぐる秘話という体裁のストーリー。家政婦グリートを演じたスカーレット・ヨハンソンは好演で、絵に描かれたポーズの再現シーンでも雰囲気をよく出していたけれど、実際の絵に描かれた少女の目はもっと大きくて意志的な光がある。黒澤明だったらスポットライトをさらに強烈に当てたに違いない。再来年、マウリッツハイス美術館改修に伴って、東京と神戸でこの少女に会える。
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