「複雑な彼」 ― 2006年05月01日 11時37分34秒
1966年大映。三島由紀夫原作、島耕二監督。田宮二郎主演。安部譲二をモデルに描かれた原作の映画化。「ふしぎな男」役の若山弦蔵がいい味、というか、いい声だしていた。原作では冴子とはラストシーンでしか顔を合わさなかったが、途中で冴子の前に現れジョージのことを忠告する伏線がはられていた。ジョージが背中に彫った刺青は、原作では「実に見事な、圧倒的な、いやらしいほど鮮明な朱と青の画像であった」と書かれているが、青一色の冴えないフナみたいな絵柄で拍子抜けした。
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