琳派芸術 第1部 煌めく金の世界 ― 2011年01月18日 21時51分55秒

出光美術館。酒井抱一生誕250周年ー光悦・宗達から江戸琳派。本阿弥光悦と俵屋宗達のコラボレーションによる作品が<1章 美麗の世界>の目玉。下絵を宗達が描き、百人一種和歌の書を光悦が墨書した数々の作品のゴージャスさ。<2章 金屏風の競演>で目をひいたのは、宗達が描き、烏丸光広が詞を書いた重要文化財「西行物語絵巻 第四巻」。鹿が走る野原に座る西行と誰かを描いた絵で、これを見て久隅守景の「夕顔棚納涼図屏風」を思い出した。同時代の人だから共通点があってもおかしくないけれど。<3章 光琳の絵画>では、大阪市立美術館所蔵の「燕子花図」が最初に飾られていた。根津美術館にある国宝の襖絵に較べるとずいぶん小振りな作品のはず。未見だから確かなことは言えないのであった。<4章 琳派の水墨画>では宗達の「龍虎図」が面白かった。龍と虎が上下に目線を合わせて火花を散らしている図。酒井抱一の作品がメインとなる第2部が楽しみ。
ここの休憩所から外を眺めると、皇居吹上御所が目の前に見えるのが新鮮だった。
ここの休憩所から外を眺めると、皇居吹上御所が目の前に見えるのが新鮮だった。
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