巨人宮崎キャンプ ― 2011年02月01日 23時20分40秒

サンマリンスタジアム宮崎。
「京都・美の継承」文化財デジタルアーカイブ展 ― 2011年02月13日 20時18分01秒

東海東京証券東京営業部1階ギャラリースペース。朝刊で紹介されていたのを見て行ってみる。日本の文化財を最新デジタル技術と京都伝統工芸の技を融合させて究極のレプリカを作るという綴プロジェクトの展示。めったに本物を見る機会がない上に、このデジタル版も京都まで行かないと見られないと思っていたら思いがけず東京で見られることに。お目当ては、国宝「風神雷神図屏風」俵屋宗達作。光琳の風神雷神は視線を合わせていたけれど、このオリジナルはそうではなく、風神は雷神に視線を向けているけれど雷神のほうはそれに構わず下のほうを見ているという感じ。宗達の絵の煙の量から推測するに、雷神が先にこの位置に飛んで来て、下にある何かを威嚇しているところへ横から風神がほんの少し遅れて到着し、何をしてるのか、と見ているところか。着いたばかりなので足下の煙の量が多いのだと思う。風袋が上にあがっていて、まるで縄跳びをしているかのように見える。
淋派芸術 第2部 転生する美の世界 ― 2011年02月13日 20時45分44秒
出光美術館。酒井抱一生誕250周年展のパート2。図らずも、同じ日に二枚の風神雷神図を続けて見ることになった。酒井抱一「風神雷神図屏風」は、宗達の模写をした光琳の作品のそのまた模写であるから、オリジナルとはだいぶ違う。酒井抱一は、宗達の作品は見たことなくこの絵を書いたんだそうな。風神雷神の描き方というか色の使い方が、宗達のが劇画的だとすればもっとコミカルなタッチで、その分平板な印象を持った。宗達が金色なら、酒井抱一は銀色が持ち味とのことで、紅白梅図屏風も見応えがあった。抱一の弟子である鈴木其一の作品も展示されていたけれど、其一にも風神雷神図を襖に描いた作品があるそうで、これもいつか見てみたい。
「幻の殺意」★★★ ― 2011年02月17日 11時09分54秒
1971年コマ・プロ(東宝配給)。結城昌治原作、沢島忠監督。高校教師でラグビー部監督の夫(小林桂樹)、高校生の息子(中村勘九郎)、そして戦災孤児だった妻(若尾文子)の三人家族。息子が殺人事件の容疑者として逮捕され、父は事件の真相を究明するため闇の世界へ入って行く。そこで待ち受けていた真相は貞淑な妻の過去の秘密だった。時々、心象シーンとしてサイケデリックなコラージュが入るのがいかにも70年代の映画らしい。ラストシーン、父と子は当時まだ京王プラザホテルしかない殺風景な西新宿の通りでラグビーボールをパスしあう。
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