淋派芸術 第2部 転生する美の世界2011年02月13日 20時45分44秒

出光美術館。酒井抱一生誕250周年展のパート2。図らずも、同じ日に二枚の風神雷神図を続けて見ることになった。酒井抱一「風神雷神図屏風」は、宗達の模写をした光琳の作品のそのまた模写であるから、オリジナルとはだいぶ違う。酒井抱一は、宗達の作品は見たことなくこの絵を書いたんだそうな。風神雷神の描き方というか色の使い方が、宗達のが劇画的だとすればもっとコミカルなタッチで、その分平板な印象を持った。宗達が金色なら、酒井抱一は銀色が持ち味とのことで、紅白梅図屏風も見応えがあった。抱一の弟子である鈴木其一の作品も展示されていたけれど、其一にも風神雷神図を襖に描いた作品があるそうで、これもいつか見てみたい。

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