ワイルド7 ― 2011年12月01日 22時31分17秒

2011年ワイルド7制作委員会。望月三起也原作、羽住英一郎監督。
惜しいなあ。原作のファンとしては、みっつ物足りない。
ワイルド7と言えば、水戸黄門の印籠のように、ジャケットの襟の裏に付けた警視正(リーダーの飛葉は警視長)のバッチをちらと見せて、階級が下のお巡りさんたちがひれふすシーンが痛快なのに、省かれていた。ノーヘルメットの飛葉とユキが白バイに追われるシーンの落ちがそれかと思って期待したけれど、残念。
登場人物が飛葉、世界、親分、ヘボピー以外は名前を変えられてしまった。七人それぞれのキャラを紹介していたら、「七人の侍」みたいに3時間を超える作品になってしまうけれど。
飛葉(瑛太)もユキ(深田恭子)もイメージはぴったりだったし、二人が出てくるシーンはとてもいい雰囲気だったが、最大のがっかりは、フカキョンのビキニ姿のスナイパーのシーンが見られなかったこと。原作通りに撮っていたら、ドロンジョ様の時以上の話題になっていたはず。残念残念。
惜しいなあ。原作のファンとしては、みっつ物足りない。
ワイルド7と言えば、水戸黄門の印籠のように、ジャケットの襟の裏に付けた警視正(リーダーの飛葉は警視長)のバッチをちらと見せて、階級が下のお巡りさんたちがひれふすシーンが痛快なのに、省かれていた。ノーヘルメットの飛葉とユキが白バイに追われるシーンの落ちがそれかと思って期待したけれど、残念。
登場人物が飛葉、世界、親分、ヘボピー以外は名前を変えられてしまった。七人それぞれのキャラを紹介していたら、「七人の侍」みたいに3時間を超える作品になってしまうけれど。
飛葉(瑛太)もユキ(深田恭子)もイメージはぴったりだったし、二人が出てくるシーンはとてもいい雰囲気だったが、最大のがっかりは、フカキョンのビキニ姿のスナイパーのシーンが見られなかったこと。原作通りに撮っていたら、ドロンジョ様の時以上の話題になっていたはず。残念残念。
東京事変ライブツアー2011 DISCOVERY ― 2011年12月02日 23時18分06秒

東京国際フォーラム。特殊開発グッズのひとつ「手旗ミツケ」を300円でゲットして準備万端。
アルバムの一曲目「天国へようこそ」から始まったこのステージ、夏に聞いた武道館とは違って、ファンクラブ向けチケットの中央だけあって音のバランスはとてもいい。
MCはほとんどないのだが、会場から複数かかる声に林檎女史「なんとおっしゃいました」と淑女コメント。この馬鹿丁寧な話し方は、悪くない。というかかっこいい。彼女がカバーしたフランク・シナトラの名曲”That's why the Lady is trump”を思わせる。
紅白初出場に導いた「カーネーション」にほろりとさせられた。
「ドーパミント」から「女の子は誰でも」と続く流れが舞台、衣装共に素晴らしい。
アンコールでは、新曲「今夜はから騒ぎ」も披露された。
ラストは「新しい文明開化」。正に最後にうってつけのチューンで、大満足。東京公演二日目の今日は、昨日よりもお客の乗りがよかったとのこと。
アルバムの一曲目「天国へようこそ」から始まったこのステージ、夏に聞いた武道館とは違って、ファンクラブ向けチケットの中央だけあって音のバランスはとてもいい。
MCはほとんどないのだが、会場から複数かかる声に林檎女史「なんとおっしゃいました」と淑女コメント。この馬鹿丁寧な話し方は、悪くない。というかかっこいい。彼女がカバーしたフランク・シナトラの名曲”That's why the Lady is trump”を思わせる。
紅白初出場に導いた「カーネーション」にほろりとさせられた。
「ドーパミント」から「女の子は誰でも」と続く流れが舞台、衣装共に素晴らしい。
アンコールでは、新曲「今夜はから騒ぎ」も披露された。
ラストは「新しい文明開化」。正に最後にうってつけのチューンで、大満足。東京公演二日目の今日は、昨日よりもお客の乗りがよかったとのこと。
皆既月食 ― 2011年12月10日 23時45分55秒

LUMIX GF2 + LUMIX G VARIO 45-200mm/F4.0-5.6/MEGA O.I.S.
邦画を彩った女優達選 若尾文子は○○である ― 2011年12月11日 14時24分54秒
NHK BSプレミアム。若尾文子へのロングインタビュー二回から構成された番組。長谷川一夫に見いだされた映画デビューから溝口健二の「赤線地帯」までの前半が洋服、増村保造の「青空娘」以降の後半は着物で登場。長谷川との出会いについては、いつになく詳しく説明していた。小熊二匹が劇場の前にいたのをしゃがんで可愛がっていたら、出くわした長谷川がこの娘、誰それに似ているね、と言ったのだそうな。そこで女優になりたいと言ったのは、おっちょこちょいであると語っていたが、東京に帰る口実を探していたということも言っていた。永田社長が「山本富士子は高嶺の花だが、若尾文子は低嶺の花だ」と語ったとされる話は、自分が言ったことという秘話も披露。もう映画には出ないとのことで、舞台での末永い活躍を期待するしかないようだ。
ブリューゲルの動く絵 ― 2011年12月22日 22時33分07秒

2011年ポーランド・スウェーデン。レフ・マイェフスキ監督。
16世紀フランドル絵画の巨匠、ピーテル・ブリューゲルの「十字架を担うキリスト」(1564年、ウィーン美術史美術館)の絵が実写になって動き出す。しかも画家本人も登場し、描いている自作を解説する。それぞれのパーツ、人物は時にアップで、時に俯瞰で描かれ、写実的な絵そのものの画面に臨場感たっぷりの音が立体感を与えている。日常的な農民の姿を描くとともに、ゴルゴダの丘に向かうキリストの行進が表現される。それもほとんど会話らしい会話なく描かれていく。この絵だけでなく他の作品も同じように撮ってもらいたいと思わずにはいられない出来。シャーロット・ランプリングもマイケル・ヨークも歳をとったものだ。ブリューゲルを演じたルドガー・ハウアー含め、この三人はいずれも60代後半の同世代であった。
16世紀フランドル絵画の巨匠、ピーテル・ブリューゲルの「十字架を担うキリスト」(1564年、ウィーン美術史美術館)の絵が実写になって動き出す。しかも画家本人も登場し、描いている自作を解説する。それぞれのパーツ、人物は時にアップで、時に俯瞰で描かれ、写実的な絵そのものの画面に臨場感たっぷりの音が立体感を与えている。日常的な農民の姿を描くとともに、ゴルゴダの丘に向かうキリストの行進が表現される。それもほとんど会話らしい会話なく描かれていく。この絵だけでなく他の作品も同じように撮ってもらいたいと思わずにはいられない出来。シャーロット・ランプリングもマイケル・ヨークも歳をとったものだ。ブリューゲルを演じたルドガー・ハウアー含め、この三人はいずれも60代後半の同世代であった。
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