「女系家族」★★☆2006年01月01日 12時44分40秒

1963年大映。山崎豊子原作。若尾ちゃんは老舗の繊維問屋の醜い遺産相続争いでしたたかに勝利をおさめる愛人役を好演。

「浮草」★★★2006年01月01日 22時56分23秒

浮草
1959年大映。小津安二郎監督。宮川一夫撮影。若尾ちゃんと川口浩のキスシーンはとても初々しく、今ならさしずめ電車男とエルメスのキスシーンに相当するのだろう。小津映画のラブシーンとしてもたいへん珍しい。

「武蔵野」国木田独歩2006年01月02日 12時44分30秒

若尾文子が自身の読書歴で、芥川、志賀、田山と一緒に挙げていたのがこの作品。
小学校の校歌が「空より広き武蔵野の果てにそびゆる富士がねの」であることを思い出した。

「妻は告白する」★★★2006年01月02日 23時04分28秒

1961年大映。増村保造監督。自他ともに認める若尾ちゃんの代表作。であるが、あまりに計算されすぎているような展開で今一歩乗れなかった。「浮草」とは対照的な川口浩との大人のラブシーンがあるし、ラストの壮絶な濡れ姿が世評通りの迫力。

「赤線地帯」★★★2006年01月03日 12時13分13秒

溝口監督と若尾文子
1956年大映。溝口健二監督の遺作再見。若尾ちゃんはカネが全てのしたたかな娼婦役。溝口作品には「祇園囃子」に次いで二度目の出演であるが、顔が違うと言われて、それこそ物理的に眉やら唇やらをいじくって苦労したとのこと。監督は違うとしか言わず、自分で答を見つけなければいけないから役者はたいへんだ。