「怪帝ナポレオン三世」鹿島茂2006年01月22日 15時44分20秒

冒頭、受け狙いでルパン三世を引用し、アルセーヌ・ルパンの甥と勘違いして記述しているが、この本はカール・マルクスやユーゴーがアホで間抜けな人物とこき下ろしたナポレオンの甥ルイ・ナポレオンの伝記であり、第二帝政の全史でもある。最後は普仏戦争でビスマルクに破れ、惨めな捕虜となり退位したことで、歴史上の評価が低い人物であるが、実際は貧困根絶をめざした社会改革者であり、自ら都市再生のビジョンを示し現在の花の都パリを造った皇帝であったということが年代を追って読みやすく記述されている。年譜がついていればさらによかったのにと思った。

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