レッド・バロン ― 2011年05月26日 23時05分48秒
2008年ドイツ。ニコライ・ミューラーショーン監督、脚本。世界市場を狙ってか、全編英語で作られている。主人公のリヒトホーヘン男爵を演じた役者が優男すぎて最後までとても80機撃墜した撃墜王に見えなかったが、実際に亡くなったのは25歳だというからおかしくはないのだろう。でも激しい砲撃が行われている前線を訪れた時に、コートの前をはだけたままだらしなく歩くなんて着こなしを軍人がするものだろうか。フルトヴェングラーやクナッパーツブッシュがそうだったようにコートに付けられているホックというホック、ボタンというボタンは全て留めて一部の隙もなく着こなすというのが昔のドイツ人のイメージなのだが。
相手役の看護婦さん、TV版ターミネーターのサラ・コナーを演じたイギリス女優とのことだが、まったく魅力なし。ラストの出撃前にこれまたあんなだらしない格好で人前に出てくるだろうか。寝間着だもんね。
CGと実写セットを駆使した複葉機の空戦シーンは、この映画の最大の見せ場だけれど、臨場感があるというよりは、アーケードゲームのそれに近く、見ていてあまり乗れなかった。
この映画の公式サイトに、蒼々たる軍事評論家や作家やらが賛辞を寄せていて「映画史上十指に数えられる」と言ってるのには首をひねるが、続けて「大いなる幻影」をもう一度見たくなると言ってるのは本音なんだろう。もっといい映画見直したくなった、という意味で。こんな大味な戦争映画作っちゃいかんわな。
相手役の看護婦さん、TV版ターミネーターのサラ・コナーを演じたイギリス女優とのことだが、まったく魅力なし。ラストの出撃前にこれまたあんなだらしない格好で人前に出てくるだろうか。寝間着だもんね。
CGと実写セットを駆使した複葉機の空戦シーンは、この映画の最大の見せ場だけれど、臨場感があるというよりは、アーケードゲームのそれに近く、見ていてあまり乗れなかった。
この映画の公式サイトに、蒼々たる軍事評論家や作家やらが賛辞を寄せていて「映画史上十指に数えられる」と言ってるのには首をひねるが、続けて「大いなる幻影」をもう一度見たくなると言ってるのは本音なんだろう。もっといい映画見直したくなった、という意味で。こんな大味な戦争映画作っちゃいかんわな。
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