興福寺 ― 2011年11月19日 12時53分54秒

国宝館で仏頭、木造千手観音菩薩立像、阿修羅像などを見る。仏頭は、興福寺東金堂の本尊の台座の中にあったものだそうで、旧山田寺の本尊薬師如来像の頭部。白鳳時代を代表する作品とのこと。さすがに阿修羅像は大人気で、なかなか列がすすまない。こちらは天平時代を代表する乾漆仏。可愛らしい聖徳太子像も印象に残った。
北円堂で特別公開されていたのが、鎌倉時代の運慶の傑作、無著立像。北円堂は興福寺の創建者、藤原不比等の一周忌に建てられた八角円堂で、今年の美術検定3級の問題にも、この建築様式は何かという問題と無著像の解説として正しいのはどれかという問題が出題されていた。答えは和様と運慶制作。
最後に三重塔。ふだんは7月にしか公開されないそうで、弁才天坐像を拝見。
北円堂で特別公開されていたのが、鎌倉時代の運慶の傑作、無著立像。北円堂は興福寺の創建者、藤原不比等の一周忌に建てられた八角円堂で、今年の美術検定3級の問題にも、この建築様式は何かという問題と無著像の解説として正しいのはどれかという問題が出題されていた。答えは和様と運慶制作。
最後に三重塔。ふだんは7月にしか公開されないそうで、弁才天坐像を拝見。
細川家の至宝 ― 2011年11月19日 14時32分40秒
京都国立博物館。珠玉の永青文庫コレクション。昨年4〜6月に東京国立博物館で行われた特別展覧会の巡回で、見逃した者にとってはありがたい。そういえば、ワシントン・ナショナルギャラリー展も京都市美術館でやっていた。
細川元首相自ら音声ガイドに登場という贅沢な趣向。さすがに戦国時代、江戸時代を生き延びた大名家のコレクションというのはすごい。信長、秀吉、家康からの書状の数々でいきなり驚かされる。明智光秀の娘、細川ガラシャの洗礼名が確認できるご本人からの唯一の手紙(仮名で「がらしゃ」と署名してあった)や利休作の茶道具、鎧兜、刀剣類、仏像の数々。菱田春草「黒き猫」との対面が目当てだったのだが、日本初のヌード切手として有名な小林古径「髪」も見られて大満足。
細川元首相自ら音声ガイドに登場という贅沢な趣向。さすがに戦国時代、江戸時代を生き延びた大名家のコレクションというのはすごい。信長、秀吉、家康からの書状の数々でいきなり驚かされる。明智光秀の娘、細川ガラシャの洗礼名が確認できるご本人からの唯一の手紙(仮名で「がらしゃ」と署名してあった)や利休作の茶道具、鎧兜、刀剣類、仏像の数々。菱田春草「黒き猫」との対面が目当てだったのだが、日本初のヌード切手として有名な小林古径「髪」も見られて大満足。
池大雅ー中国へのあこがれ ― 2011年11月20日 23時44分11秒
ニューオータニ美術館。江戸時代の文人画(南画)の大成者。修理後初披露となる重要文化財「洞庭赤壁図巻」をはじめ、13件の展示。鎖国の時代、中国に憧れ、出島を通じて日本で入手できた限られた情報をもとに想像力を働かせて描かれた名勝の数々。最終日でしたが、ゆったりと鑑賞できました。
女優 岡田茉莉子 デビュー60周年記念 ― 2011年11月26日 17時33分46秒

神保町シアター。「芸者小夏 ひとり寝る夜の小夏」(1955年東宝、船橋精一原作、青柳信雄監督)+岡田茉莉子さんトークショーを鑑賞。偶然前を通りかかったら今日が初日だった。
大ヒットとなった前作で死んだ旦那の葬儀で見初められた伊豆の温泉芸者の新しい旦那(志村喬)との日々が描かれる。森繁久彌、杉村春子等、脇を固める東宝の名優たちが懐かしい。
トークショーはデビューのいきさつから、10年は頑張りなさいと送り出した母のこと、デビュー作「舞姫」のこと、フィルムがなくて今回上映がかなわなかった前作「芸者小夏」のこと、「旅路」での池辺良の想い出(二人とも初時代劇だった)、東宝をやめてフリーになったいきさつ、「集金旅行」での佐田啓二の想い出を語ってくれた。夫君、吉田喜重監督も挨拶された。ダンディでかっこよかった。
終演後、自伝「女優 岡田茉莉子」にサインをいただき、握手までしていただいた。現役女優のオーラが素晴らしい。
大ヒットとなった前作で死んだ旦那の葬儀で見初められた伊豆の温泉芸者の新しい旦那(志村喬)との日々が描かれる。森繁久彌、杉村春子等、脇を固める東宝の名優たちが懐かしい。
トークショーはデビューのいきさつから、10年は頑張りなさいと送り出した母のこと、デビュー作「舞姫」のこと、フィルムがなくて今回上映がかなわなかった前作「芸者小夏」のこと、「旅路」での池辺良の想い出(二人とも初時代劇だった)、東宝をやめてフリーになったいきさつ、「集金旅行」での佐田啓二の想い出を語ってくれた。夫君、吉田喜重監督も挨拶された。ダンディでかっこよかった。
終演後、自伝「女優 岡田茉莉子」にサインをいただき、握手までしていただいた。現役女優のオーラが素晴らしい。
法然と親鸞 ゆかりの名宝 ― 2011年11月29日 21時53分46秒

東京国立博物館 平成館。30分待ち。行列を待つ間、建物の隙間から見えるスカイツリーを撮影する人に便乗して自分も写メ。
五木寛之先生や石井竜也氏の視点の正しさは、この盛況ぶりを見ればわかる。いかに迷える衆生の多い事か。展示している仏像を拝んでいる人もいた。
五木寛之先生や石井竜也氏の視点の正しさは、この盛況ぶりを見ればわかる。いかに迷える衆生の多い事か。展示している仏像を拝んでいる人もいた。
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