七瀬ふたたび2010年10月17日 00時47分43秒

2010年。筒井康隆原作、伊藤和典脚本、小中和哉監督。冒頭の中川翔子監督による短編映画「七瀬ふたたび プロローグ」はよかった。芦名星は、場面によって左右の目のバランスが変わってしまうのがビジュアル的に気になった。監督も芦名のことを自分がどう映るかということに無頓着な女優だとプログラムに書いていた。超能力者たちが絶滅していく悲劇的な話だけれど、この映画は正に原作通りのテイストがある。「七瀬ふたたび」が上梓された35年前というのは、黒澤明の「デルス・ウザーラ」が公開された年で、以後「赤き死の仮面」「乱」と言った滅びの主題の脚本が書かれていくことを思うと、当時の雰囲気が感じられて興味深い。ソフトバンクのCMで馴染みのヘンリーやヘニーデ姫は雰囲気出ていたけれど、佐藤江梨子とノリオ役の子供は可愛くなかった。

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